今年は真夏の暑さのせいか例年通りの真っ赤な紅葉は見られませんでしたが、儚い美しさをいただくことができました。
私のヤマモミジ盆栽
それでは早速ご紹介いたします。
2020年秋、いま1番輝いている我が家のヤマモミジさんです。
2020年11月10日 ヤマモミジ
まだら模様になってしまったのがかえって珍しく、気に入っています。
日除けの下で、8月の猛暑にじっと耐えていたためでしょう。
緑に赤に、オレンジに黄色に… カラフルな輝きを放っています。
線香花火がパチパチ踊る姿にも似ていますね。
「線香花火に似ている」といえば、ヤマモミジにできた芽が『線香花火の蕾』(ツボミ:着火したときにできる火球)のようだなとも思いました。
ヤマモミジの芽。線香花火の蕾(ツボミ)のよう。
赤く色づいた葉もあります
全体に真っ赤に紅葉、とはいきませんでしたが、部分的に赤く色づいた葉もありました。
なんだか艶やか。かなりビビッドな色味。
ライトを当てて撮影していますが、色味の調節はしていません。
それでいてこの色!!モミジって濃い。
別角度でもう一度。
妖艶で儚げ、美しき花魁のイメージ。今年も素敵だよ、と声をかけたくなります。
一昨年はいろいろと条件が良かったのか、一面真っ赤な紅葉が見事でした。懐かしい。
2018年11月26日のヤマモミジさん
→盆栽を始めたての頃を綴ったコラム記事。(クリックで開きます)
まだらな紅葉も気に入りましたが、来年はこんな色が見られるといいなあ。
幹の途中に、新たな枝の予感
そうそう、紅葉以外にも良いニュースがありました。
なんと、とても丁度良い位置から新たな枝が出てきそうなのです。
幹がカーブしているところに、新たな芽。
他の枝が生える向きを鑑みても、バランスが良さそうです。
どうでしょう、この新芽は枝になりそうですかね。なるといいなあ。
今回芽が出た箇所は、2020年6月21日 幹の途中に葉っぱが出ていたところですね。
2020年6月21日のお写真。
夏が終わった途端に背が伸びた
秋になった途端、いつの間にか幹自体もグンと成長した気がします。
ニョキ。
ニョキニョキ。斜め上からの別角度。
いきなり背が伸びる姿を見ると、夏休みが明けた途端に「ぼくはもう大人ですから・・」とよそよそしくなる幼い従兄弟たちを思い出します。
締めのヤマモミジ
締めに、今日のヤマモミジを。
現在のヤマモミジの形がとてもお気に入りなので、来年以降の成長が楽しみです。