イチョウ盆栽、2度目の針金成形を行います。
イチョウ盆栽、現在の様子
今年2023年2月に初めての針金成形を行い、7月にその針金を外し、今に至ります。
記事:イチョウ盆栽、初めての針金成形
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記事:イチョウ盆栽、針金外し
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2023年8月14日 イチョウ。
ちょっとだけクイッと曲がっていて可愛らしい状態です。
本日はこのイチョウさんに2度目の針金成形を行います。
針金を外して間もないけれど、再び掛けてみましょう!
二又に針金を掛けてゆく
どこに針金を掛けようか・・と考える余地もなく、メインとなる枝は2本のみです。
有無を言わせず、二又部分に針金を掛けてゆきます。
まずは、左に。
最初細かく巻きすぎたので、この後少々大きく巻き直しました。
もう一方の枝にも掛けてゆきます。
一応若い枝が下の方にあるなあ。
上手く育ちますように。
余分な針金をパッチンと落とします。
どう曲げるか、選択の余地なし
針金を巻き終わったので、曲げてゆきたいと思います。
実はこの日、別の盆栽の針金掛けを行なった際、先端を誤って折ってしまったので、このイチョウはビビりながら慎重に曲げています。
折りませんように。
折ってしまった経験があると、パキッという音と感触がトラウマになりますよね。
鮮明な傷跡を心に残します。
ポッキーを食べる時はあんなに楽しいサウンドなのに。
パキッ。
成形する形ですが、どうしても吹き流す感じにしか出来ないような。
この枝ぶりでは選択の余地なし、という気がします。
作業完了です
慎重になりながらも、曲げの作業が完了致しました。
早速、作業完了時の姿をご覧いただきたいと思います。
では、どうぞ。
ハハ、すごく斬新!
イメージは「松」です。
松みたいなイチョウ。
なんだか大きな髪飾りを付けた女性のようではありませんか。
浴衣を着る際の髪型のような。
涼しげで可愛い印象に仕上がったのではないかなと思います。
正面からは、枝が見えない。
大ぶりな葉が枝を隠すその様子、慎ましく、恥じらいを見せる女性のようです。
扇子で顔を覆って微笑む、平安時代の女性かな。
イチョウに大和撫子を感じたのは初めてかもしれません。
枝のアップ。
イチョウ、面白いことになってきました。