サクランボ盆栽、2度目の針金成形を施してゆきます。
前回の針金掛けの様子
最初に針金を掛けたのが昨年2022年3月でした。
そして同年2022年10月に針金を外して、次のような姿に。
2022年10月のサクランボ盆栽。
そこから10ヶ月ほど経って、今現在のサクランボの様子がこちらです。
2023年8月14日 サクランボ盆栽。
この猛暑で葉が少しバリバリと、焼け焦げた感じになっています。
樹形は、ちょっとお辞儀したような角度を、前回からかろうじて保っています。
今回は、さらに曲げの角度を付けてゆこうじゃないか、というプランです。
では、針金を掛けてゆきます。
2本の枝に針金を掛ける
針金を掛ける。
まだまだ枝の本数が少なく、掛ける枝を選べるわけではありません。
というわけで、自動的にこの枝から針金掛けがスタート。
若い枝もあるので、将来に期待します。
45度の角度を意識しながら掛けてゆきました。
順調に作業が進んでいると感じたその矢先。
想定外の事件が起きてしまいました。
パキッ。
枝先に針金を一周させようとした際、全く力をかけたつもりはなかったのですが、枝先が折れてしまいました。
ガーンガーン!
こんなの初めて。
曲げている最中ではなく、掛けている最中に折るという大ミス。
でも気を取り直して、もう一方の枝にも挑戦。
慎重に針金を掛けて・・。
余分な針金をニッパでカットします。
桜の枝を曲げるのは怖い
トラブルはありましたが、針金を掛け終えたので、曲げの作業に移ります。
桜の枝、堅くて難しい・・。
まだ若い木だけれど、それでもやはり桜の枝は堅い。
すごく曲げにくい。
そして怖い。
怖いのは良いことだ、でもさっきの光景がよみがえり、思い切っては曲げられない。
慎重になりすぎながらも作業を進め、上の枝と下の枝が重ならないよう、立体的に仕立てます。
立体的になっておくれ。
針金作業、完了
一応、今回の作業は完了です。
予期せぬ形で、枝が短くコンパクトになってしまいましたが・・。
2023年8月14日 2度目の針金成形完了。
折ってしまった枝に、葉が数枚出ていて助かった。
ここから繁栄しますように。