自然界の小さなサイクルに出会いました。
アドニスの血により、福寿草の花が咲いたそうな
2023年2月10日、この日は福寿草の撮影から作業をスタートしたのですが・・。
図らずも、メッセージ性の強めな写真が撮れました。
テーマは「衰退と繁栄」。
1つの花が終焉を迎える中、次の花が今にも咲こうとしている。
終わりと始まり。
人生・政治・ビジネス・人との繋がり・自然界、この世の全てを現した壮大なフレスコ画が、この小さな鉢の中に。
ヨーロッパの教会の天井や柱に描かれていても良いほどの美しさではないでしょうか。
今にも開きそうな、その姿がとても美しくて。
福寿草のアート性、なにか神話的なものを感じる・・と思ったのですが、それもそのはず。
福寿草の学名「Adonis」はギリシャ神話に登場する美少年のこと。
アドニスが亡くなった際、流した血から福寿草の花が咲いた、というお話があるのだとか。
それゆえ「悲しき思い出」という花言葉があるんだそうです。
作業に励んでいると・・
福寿草の撮影をし、ひとしきり惚れ惚れした後、様々な盆栽の作業を行いました。
ウメの蕾を撮影したり。
雲龍桜の蕾を撮影したり。
イチョウを曲げたり。
イチョウの面白いグルグルを発見したり。
ヤマモミジを曲げたり。
ヤマモミジの苔を撮影したり。
そうして慌ただしくしていると、いつの間にやら神は「創造」をもたらしていたのでした。
(なんだか今日はそういうトーンで書いてます、急にすんません。)
LEDライトにより、もたらされた「創造」
なんと、作業をしているうちに、福寿草の花が咲いているではありませんか。
いつの間に咲いてる!!!
おそらく針金成形などの作業を小一時間行っている間、LEDライトに照らされていたおかげで、開花スイッチが入ったのでしょう。
LEDライトにより、もたらされた「創造」。
もちろん外に置いておけば、同じくらいの時間帯に咲いていたに違いありません。
ですが、作業の合間に同じ部屋で咲いてくれたことが、とても嬉しかったのです。
「さっきから一緒に居たのに、いつの間に咲いていたんだね!」と感激しました。
幸せを招く花・福寿草、早くも小さな幸せをもたらしてくれたのですね。