「クロマツ盆栽の針金成形」に引き続き、真柏盆栽の針金成形に挑戦します。
糸魚川真柏は貴重である
先月購入したばかりの糸魚川真柏。
軽い気持ちで「糸魚川真柏って、やはり糸魚川で採れるのだろうか?」と検索してみると、そこには想像以上のドラマが溢れていました。
1910(明治43)年、糸魚川沖にある黒姫山で鈴木多平氏によって天然の真柏が発見される。その後、近くの明星山付近でも多くの真柏を見つけた多平氏は、全国各地に採取した真柏を発送。昭和時代になると糸魚川真柏の人気は全国に広がり、盆栽愛好家による山採りも加速。糸魚川真柏ブームで乱獲され続けた結果、天然のものは採り尽くされてしまう。
現在では糸魚川真柏の未来を繋ぐため、糸魚川ジオパーク協議会と地元民が協力し、「糸魚川真柏活用プロジェクト」を推進している。
【サイト:糸魚川真柏プロジェクト】より引用。
(要約しています)
歴史を知り「貴重な糸魚川の財産を、私はいまお借りしているのだなあ・・」と、より有り難く感じました。
別のサイトでも色々調べていて驚いたのが「糸魚川真柏が自生していたのは断崖絶壁の険しい場所。ゆえ、採取しようとして滑落死する者も多かった。」というエピソード。
伝説感がすごいです。
生えている場所の写真を見たのですが、本当命懸けでした。
真柏だけでなく、糸魚川市は自然の宝庫だということも初めて知りました。
ユネスコの正式プログラムである「世界ジオパーク」に「糸魚川ジオパーク」として日本で初めて認定され、それ以来さまざまな取り組みが行われているのだそうです。
⇨サイト:糸魚川ユネスコ世界ジオパーク
糸魚川真柏の針金成形に挑戦
貴重な自然をいただいている意識を持って、これから針金成形に挑戦します。
先月11月24日に剪定を行った真柏。
⇨記事:真柏の剪定に初挑戦
ここに、針金をかけてゆきます。
すでに良い感じのシェイプをしているので楽しみです。
針金掛け。
枝が細かくて多いので、とても大変。でも楽しい!
全ての枝に針金を掛け終わり、ズッシリ重くなりました。
(まだ曲げていません。)
全体のバランスを俯瞰しながら、枝棚を作ってゆき、頭を調整したら・・
じゃじゃん、完成!
第一回目、完了しました
糸魚川真柏、第一回目の針金成形。
これにて完了です。
とても好きな形に曲げられたかなと思います。
(大大大・初心者なので、大目に見てください。)
まだまだ先になりますが、いつかシャリとジン作りに挑戦したいです。