クロマツに針金かけを行いました。
今回で2度目となります。
9月:針金外し作業
前回9月の作業では、9ヶ月ほど掛けていた針金を外したところでした。
2021年9月22日 食い込んでいたので、外したのです。
→記事:クロマツ盆栽の針金外し
あれから2ヶ月半ほど経ちまして、12月はクロマツの針金成形を始められる季節です。
また幹に針金をかけてゆきたいと思います。
針金の前に剪定を
針金をかける前に古い葉を取り除いていると、新しい芽が2つ付いているのがよく観察できました。
同じ箇所から新しい芽が2つ。
枝がうまい具合に増えてくれるといいなあ。
剪定も1箇所だけ行ない、すっきりしました。
Before 2021年12月9日
After 2021年12月9日
植物のためでもある行為だけれど、空間を創り出す行為でもあるだなんて、剪定は面白い。
急に語り出した奴みたいになっちゃったんですが、音楽でも、アドリブ中に「休符」を演奏するのは本当に難しい。スペースって大切ですが、どうしてもぎゅうぎゅう詰めにしたくなる。
音楽でも美術でも建築物でも、部屋のコーディネートでもお化粧でも、全てに存在する「引き算の美」、深いです。
宇宙だな。
空間美、難しい。
クロマツの針金成形
前段落ではポエマーになってしまったので、作業に戻ります。
さてさて、針金掛けです。
新しい芽がついていて、まだ枝も短いので、今回は幹にだけ針金を掛けることにしました。
このままだとちょっと格好悪い姿勢でしたが・・
針金を掛けたら、ちょっと素敵になりました。
いったんお尻を引いて、頭を起こして、胸を張るように。
横から見ると、このような感じです。
それにしても松の幹は柔らかいですねえ。
ケヤキの幹をこれだけ曲げたらポキッと折れしまうものなあ。
そして、マツヤニのベタつきには毎度びっくりしてしまいます。
予想を超えてベタついているので、剪定した後は手を洗わないとカメラを触ることができないのです。
クロマツは、また芽が成長した際に近況報告させてください。