自然の中で自生している苔を採る!採取のポイント

盆栽には、デザインしながら木を育てる楽しみがあります。
また、盆栽に凝り出すと小物にも目が行くようになりますが、その代表選手として挙げられるのは苔でしょう。
盆栽用の苔は市販されていますが、自然の中で自生している苔も利用できるのであれば採取して使いたいですよね。
こちらの記事では、自然の苔を採取するためのポイントをご紹介しています。

 

自然の中で自生している苔を採取するためには?

まず、自然の中で自生している苔を採取するタイミングや採取場所からご紹介しましょう。

自然の苔を採取するベストなタイミングはいつ?
自然の苔は季節を問わず自生していますので、いつでも採取は可能です。
とはいえ、苔は寒さに強く暑さに弱い性質を持っているため、元気な苔を採取したいなら、真夏は避けたほうが無難です。
元気な苔は、場所が変わっても生長しやすいという特徴がありますので、できれば夏以外の季節に採取することをおすすめします。

盆栽に適した「ヤマゴケ」はどこで採取すればいい?
苔にはあらゆる種類がありますが、一般的に盆栽に適しているといわれる代表はヤマゴケという種類で、ホソバオキナゴケやアラハシラガゴケなどを総称してヤマゴケと呼んでいます。
ヤマゴケというくらいですから山に多く自生していますが、山の所有者には、必ず事前に採取の許可を取るように注意してください。
ただし、許可が下りない場所も存在しているため、なるべくなら知人の敷地などで採取させてもらうのがベストでしょう。

 

自然の苔を採取してみよう!採取のポイントをご紹介

それでは早速、自然に自生している苔を採取するポイントをご紹介します。
なお、自然の苔の周辺には、害虫が存在していることが多いため、素肌が隠れる服装で臨んでくださいね。
特に山では、昼が衣類の間から入り込むと大変なことになりますので、長靴もしくは登山靴で、履き口を密閉しておくなどの工夫が必要になります。

苔採取に必要な道具と採取のポイント
自然の苔を手でむしり取ってしまうと、苔が傷んで成長できなくなることがあります。
そうならないためにはまず、採取用のヘラを用意しておきましょう。
また、苔をじっくり観察しつつ採取したいなら、ルーペも用意しておくと便利です。
そして、苔は大変デリケートなため、影響を与えにくいゴム手袋も用意しておきましょう。
なお、持ち帰り容器には、苔が外部からの刺激を受けにくいガラス瓶またはプラスチック容器がおすすめです。

自然の苔を採取するポイント
根こそぎ取るのではなく、根元から優しく剥ぎ取る感覚で採取しましょう。
また、群生してはいていても、その場にある苔を全部取ってしまわないように注意してください。
なぜなら苔の根を残しておかないと、その場に苔が生えなくなって再度同じ場所採取できなくなる可能性があるからです。
苔は成長に時間がかかりますので、欲しい気持ちを抑えつつ、少しずつ採取するように心がけるとよいでしょう。

盆栽なび編集部

プレスリリースなどのニュース記事をピックアップしてお伝え致します。

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