長寿梅盆栽の魅力

盆栽の長寿梅は、クサボケの一種です。
名前に「梅」の漢字が使われていますが、梅の木とは別の種類になります。
見た目は梅の木に似ており、盆栽として非常に人気のある種類です。
今回は長寿梅の盆栽としての魅力について詳しくご紹介します。
ご興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

 

【魅力1】 四季性で花が咲く

長寿梅は強い四季性で、春と秋の年に2回花が咲きます。
花芽が付きやすく、花を咲かせることはそれほど難しくありません。

剪定で花芽を落とし過ぎないように気をつけて管理すると、梅の花に似たとても可愛らしい花が咲きます。
小さな盆栽で実が付くと、株に負担がかかるため花殻を付けたままにせず取り除くと良いでしょう。

 

【魅力2】 管理がそれほど難しくない

長寿梅は樹勢が強く初心者でも育てやすい品種になります。
花付きを良くするためにも日当たりや風通しの良い場所で育てると良いでしょう。
夏場の直射日光や冬場の霜に気をつけて管理していれば特に問題なく育ちます。

水切れに弱いため表面が乾いたら水をたくさん与えてくださね。
夏場に葉が落ちる時は水切れのサインなので水を充分に与えてください。
肥料は月に1回有機固形肥料を与えましょう。

そして、気を付けて欲しいことは病害虫です。
特にアブラムシは殺虫剤を必要に応じて使用し、しっかりと対策しましょう。

 

【魅力3】 季節の流れを感じる

長寿梅は年に2回花が咲き、3月から4月と9月から11月頃に花を楽しむことができます。
11月頃に落葉しますが、その後も樹形を楽しめます。
長寿梅を育成しながら、季節の流れを感じてみませんか?
春になり花芽が咲くと春の訪れを教えてくれますよ。

Image Credit:https://amazon.co.jp

 

【魅力4】 樹形を仕立てやすい

古い幹肌は独特の味わいがあり、冬場は落葉するため、枝のみの樹形を楽しめるという特徴があります。
また、若い樹は施肥を行うと枝が伸びやすく、好みの樹形に短い年数で仕立てられます。
剪定や針金がけにより樹形を造る楽しみを感じられるでしょう。

 

【魅力5】 自分で増やせる

他の植物と同様に長寿梅も挿木で増やすことができます。
長寿梅は徒長枝が良く伸びるため、剪定で切った枝を土に挿しておくと良いでしょう。
どんどん根が張りますよ。

挿木で増やすには時間がかかり難易度も高いですが、挿木から芽が出て花が咲くと愛着が湧いてきます。
また、お金を出して盆栽を買う必要がない分、経済的かもしれません。
挿木するときは土を乾かさないようにしっかりと管理してくださいね。

 

いかがでしたか?
長寿梅の魅力が少しでも伝われば嬉しいです。
園芸店で長寿梅を見つけたら是非、手に取ってみてください。

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