盆栽の栽培で最も大切なのは、水やりの頻度です。
しかし、盆栽は水だけでは丈夫に育たない可能性があるため、肥料を与えなければなりません。
こちらの記事では、盆栽にも肥料が必要な理由や、おススメの肥料3選をご紹介しています。
盆栽にも肥料が必要!その理由とは
家庭菜園や草花には肥料を与えるという認識を持っていても、盆栽となると肥料なしで育つと考えている方がいます。
しかし、盆栽にも肥料を与える必要があるのです。
それではまず、盆栽にも肥料を与えなければならない理由からご紹介しましょう。
肥料を与えないと栄養不足になるリスク
盆栽は鉢で栽培するため、自然に自生している植物のように、広く値を伸ばして土の中から栄養分を吸収することができません。
つまり、肥料を与えないと栄養不足に陥って、生育が悪くなる可能性があるということです。
盆栽のおススメ肥料3選をご紹介
それでは早速、盆栽におススメの肥料3選をご紹介しましょう。
固形または顆粒タイプ
固形または顆粒タイプの肥料には、有機肥料と化学肥料があります。
また、有機肥料では、夏場では10日前後、冬場では20日前後かけて土に溶け出すという特徴があり、化学肥料では与えてすぐに効果を発揮するという特徴があります。
固形や顆粒タイプの肥料は、置いておくだけという手軽さで使用できるため、盆栽初心者にもおススメできるでしょう。
水肥
油粕1、水10の割合で混ぜ合わせて発酵させた肥料を、水肥といいます。
水肥の発酵は、夏場では15~30日程度、冬場では2~3カ月の期間が必要になるため、少々手間がかかると感じるかもしれません。
また、出来上がった肥料はそのまま使用するのではなく、上澄みを除いた液体を10倍の水で薄めてから使用します。
水肥は、しっかりと発酵させてから使用しないと盆栽に悪影響を与えてしまう可能性があるため、盆栽初心者には少々ハードルが高いかもしれません。
科学液体肥料
水で希釈して使用する合成肥料です。
科学液体肥料は、希釈率さえ間違えなければ、即効性を求めることができ、盆栽初心者でも使いやすいというメリットがあります。
盆栽の肥料はここに注意
盆栽に与える際には、盆栽が成長期を迎える4月から、やや秋風が吹き始める11月までを目安として、月1回程度与えるようにしましょう。
なお、梅雨時は肥料を与えても雨水で流れてしまいますので、一時的にストップします。
また、7月~8月の外気温が高い時期には盆栽の成長が緩やかになるため、肥料を与える必要はありませんが、心配なら薄めた肥料を与えても良いでしょう。
今回は、盆栽に肥料を与える必要性と、おススメの肥料3選、肥料を与える際の注意点をご紹介してきました。
盆栽は狭い鉢の中で育てなければならないため、適度に肥料を与えないと栄養不足に陥るリスクが高まります。
3種類の肥料をご紹介しましたが、ご自身が使いやすいと感じる肥料を選んで与えてあげてくださいね。