留守中の盆栽手入れ対策

仕事で出張に行かなくてはいけない、旅行に行くなど、いろんな理由で自宅を留守にすることはあり得ます。
そんな時心配になるのが、盆栽の手入れはどうしよう?ということです。
盆栽は生き物なので、しっかりと1日複数回水やりをしなくてはいけませんし、置き場所などによっても違いがあります。
留守をして盆栽をダメしてしまってはもったいないため、留守中の盆栽手入れ対策をご紹介していくので、参考にしてみてください。

留守盆栽

盆栽は乾燥させないことが大事

盆栽は、乾燥するとダメになってしまいます。
きちんと手入れができる時は「ちょっと乾いているな?」と思えばすぐに水やりをする、もしくは1日2~3回程度は水やりをすると決めている人が多いです。
ただ、日中仕事をしている人はなかなかこまめな水やりが難しいと思っている人もたくさんいます。
数日留守にする、というだけではなくて1日のほとんどを仕事で不在にしているという人も、日頃の盆栽の手入れに困っているかもしれません。

大事なことは、乾燥させてしまわないことなので、日中不在にしているのであれば盆栽の置き場所を半日陰になるようなところにしてください。
午前中に火が当たり、午後に向かう頃には日陰になるのがベストです。
なので、西日が当たるような場所は避けて、もしも半日陰になる場所がなければ、朝の2時間程度日光を浴びてもらって、後は日陰に移しておくでも問題はありません。
盆栽は、1週間程度なら日陰でも元気にしていてくれるので、置き場所に困ったな…という時は一度日陰管理をしてみましょう。
また、乾燥を防ぐことに効果的なのは水苔を利用することです。
表土が日光に当たって乾いてしまうのを防ぐ効果がありますし、見た目的にも違和感がありません。
保水性に優れている水苔は、留守中の手入れ以外でも役に立つので、使ってみて損はないといえます。
こうしたちょっとした気遣いで、盆栽の手入れは簡単になるのでいろいろ試してみてください。

 

数日留守にしてしまう時の手入れ方法

出張や旅行などで、1日〜長期間留守にしてしまう、という場合どんな手入れ方法があるのだろう?と疑問です。
長期間になると、もう盆栽は諦めるか誰かに頼むしかないのでは?と感じるでしょうが方法はあります。
自分なりに試すことができそうかどうかによって、判断してみてください。

1日〜3日程度の場合

盆栽は、なんとなく強そうなので「1日くらいOKかな?」と思うでしょうが、現実的にはNGです。
1日でも盆栽の水やりを忘れてしまうと、気温によってはあっという間に乾燥し、ダメになることがあります。
そうならないためにも、盆栽鉢の上にしっかりと水を吸わせた水苔を置いて、ビニール袋で鉢を包みましょう。
急なことで水苔が用意できない!という場合は、ティッシュで代用しても大丈夫です。
包んだ盆栽は日陰に置き、風通しをよくしておくだけで3日程度は水やりができなくても問題ありません。
帰宅後、たっぷりの水をあげることによって盆栽は元気を維持できるので、このひと手間で安心して留守にすることができます。
ポイントとしては、水苔やティッシュで保護した後、日陰は日陰でも気温が高くなりやすい場所は避けるようにしてください。
すごく寒い!という場所でなければ、涼しいくらいの方がちょうど良いので、その点も考慮するようにしましょう。

長期的に不在にする

1週間以上留守にする場合、水苔等では対応がしきれません。
そのため、長期間だと定期的に自動で給水してくれる装置を使うようにしてください。
購入費用としては、ピンキリですが大体2万円程度出せば性能としても問題のないものを手に入れることができます。
設置する際は慎重にならなくてはいけませんが、出張が多い人や不在になりがちな人は一度つけておくとかなり便利です。
時間設定は自分でできるので、機種を確認して自分が求めている機能がある種類を選んでください。

Image Credit:https://amazon.co.jp

 

留守時の盆栽管理は乾燥対策がポイント

とにかく、盆栽は乾燥さえさせなければ頑張って元気でいてくれます。
日陰に置く、気温に注意する、など基本的に部分を守ってさえいれば数日の留守はしっかりとケアできるため、長期間の不在時にはどうするのかということを考えておきましょう。
自分の外出頻度によって方法を決めるようにしてください。

関連記事

  1. READ MORE

    【盆栽】石灰硫黄合剤はどんなときに使う?

  2. READ MORE

    盆栽の基本③ 盆栽で使う花台を知ろう!!

  3. READ MORE

    夏に花開くサルスベリ盆栽の魅力

  4. READ MORE

    盆栽の値付け・格付けされる際のポイントとは「樹齢?樹形?手間費用?」

ページ上部へ戻る
error: Content is protected !!