盆栽は今、若者や女性まで人気を伸ばしています。
これから盆栽を始めたいと考える方も多いでしょう。
ただ好きな盆栽を買って育てるのも良いですが、せっかくなら資格を取得してみるのはどうでしょうか。
資格を取ることでより盆栽に詳しくなり、人に教えることもできるようになります。
ここではそんな盆栽の資格についてまとめてみました！
※2020年5月時点にリサーチしたものです。資格名や認定制度などは変更する可能性があります。
「盆栽士」（旧名：盆栽クリエイター）
「盆栽士」は、日本デザインプランナー協会が主催する盆栽の資格です。
盆栽の基礎的な知識から、手入れの方法、選び方、買い方なども身につきます。
資格取得後は「認定盆栽士」として、自宅やカルチャースクールなどで講師活動ができます。
取得方法は、主にネットや書店などにあるカタログから、通信講座に応募します。
期間は6ヶ月、費用は59,800円です。
（短期への変更や、費用は分割が可能）
計5回の添削によって、盆栽の正しい知識や実践を学べます。
「苔玉士」（旧名：苔玉作りインストラクター）
「苔玉（こけだま）士」は、日本インストラクター技術協会が主催する資格です。
苔玉の作り方、道具の種類と使い方などの知識を身につけます。
資格取得後は「苔玉士」として講師活動も可能です。
上記の「盆栽士」同様、カルチャースクールなどで受講できます。
期間は6ヶ月、費用は59,800円です。
（短期への変更、費用分割可）
※「盆栽士」「苔玉士」は、同時受講の場合、費用が79,800円になります。（期間は同じ対応）
苔玉の知識だけでも良いですが、盆栽の応用的な位置付けなので、基本の「盆栽士」カリキュラムを受講すると趣味としても仕事としても役に立つでしょう！
日本園芸協会認定「盆栽士」
上記した盆栽士と異なり、日本園芸協会（東京）が認定する「盆栽士」資格もあります。
盆栽の基本的な知識から、芽つみ、剪定、針金かけなどの技能、病害虫の防除まで総合的に学びます。
さらに販売者や店舗経営にも役立つ、市場の動向、需要、苗木や半仕立て品についてなどの知識も身につきます。
費用は51,000円とのことです。
他にもある「盆栽」「園芸」関係の資格
上の3つは盆栽に関する初心者向けの民間資格ですが、他にも別の位置付けの国家資格・民間資格もいくつかあります。
盆栽を趣味として楽しむ上ではそれほど重要でないので、一挙にまとめました。
・「園芸装飾技能士」…盆栽を含む、広義な園芸に関する知識と実技を学ぶ国家資格です。
・「樹木医師」…樹木に関する病気や治療の数々を学べる民間資格です。環境保護に関する内容も含みます。3～1級までレベルがあり、園芸関係への従事や経営をする場合に求められます。いわゆる「園芸士」という職種ですね。
・「園芸療法士」…園芸セラピストとも呼ぶ、園芸を通した高齢者などに向けたメンタルケアなどの療法技術を学ぶ民間資格です。通信講座や、園芸・農業などの専門学校・大学などで受講できるようです。民間資格ですがハードルは高いとのこと。
・「樹木医」…財団法人日本緑化センターが扱う、元は国家資格、現在は民間資格です。費用は格安（二万円程度）ですが、樹木に関わる業務経験なども求められるので一般的には難しい資格です。
まとめ「資格勉強と取得を通じて盆栽に詳しくなろう！」
ここでは盆栽と園芸に関する資格についての情報をまとめました。
以前までは現場レベルでの知識や経験が求められた盆栽ですが、今は誰でも気軽に資格を取得できます。
趣味としてだけでなく、仕事にもできるのが強みですね。
盆栽や植物についてもっと詳しくなりたい方、友達や子供に植物の魅力を伝えたい方にもぜひおすすめです。
