盆栽にはあらゆる種類がありますが、どの植物でも季節ごとの注意点があります。
そして、注意点を守らなかった場合では、丹精込めて育てた盆栽が傷んだり枯れたりすることがあるのです。
こちらの記事では、梅雨の時期に気を付けるべき盆栽のお手入れについてご紹介しています。
梅雨の時期に気を付けたい盆栽のお手入れ
梅雨の時期になると、湿度が高くなることで人は肌がベタベタしたり、低気圧による不調が起こったりすることがあります。
さて、盆栽にも梅雨の影響による不調が起こることがあるのでしょうか。
それでは早速、梅雨の時期に気を付けるべき盆栽のお手入れについてご紹介しましょう。
梅雨時の盆栽はどこに置く?
梅雨時には雨降りの日が数日間続いたり、時には豪雨が降ったりすることがあります。
第一に心配になるのは、盆栽の置き場所なのではないでしょうか。
もともと室内で栽培している盆栽なら、適度に日が当たる風通しが良い場所においておけば問題はありません。
では、屋外で栽培している盆栽はどう管理すれば良いのでしょう?
まず、小雨から中程度の雨なら、そのまま屋外に置いておいてかまいません。
一方、豪雨や暴風の天候になったら、ひとまず屋内に避難させるのがベストです。
また、葉に雹が当たると傷むため、雹が降ってきた際にも、なるべく早めに屋内に避難させてください。
なお、エアコンの風が直接当たる場所に盆栽を置くと、急激な気温の変化に耐えられずコンディションが悪くなることがあります。
盆栽を屋内で管理する際には、なるべくエアコンから離れた場所で管理するよう注意しましょう。
梅雨の時期には水やりに注意しよう
盆栽を屋外で管理している場合には、梅雨時でも水切れに注意する必要があります。
それは、葉が茂っている盆栽の場合では、雨が降ったとしても鉢の内部に雨水が届いていない可能性があり、水やりを忘れると枯れてしまうことがあるからです。
反対に、少々水を与えすぎたとしても、鉢の針穴から水分が抜けて適度な水分が保たれるため、いつも通りの水やりで盆栽のコンディションを守りましょう。
なお、水やりをした際の鉢の重さを覚えておき、それよりも軽くなっていたら水やりのタイミングと考えておくと良いでしょう。
今回は、梅雨の時期に気を付けたい盆栽のお手入れについてご紹介してきました。
梅雨の時期になっても、小雨や中程度の雨なら、いつも通り屋外で管理すれば問題はありませんが、豪雨や暴風、雹が降った際には、ひとまず屋内に避難させて天候の回復を待ちましょう。
また、特に深い鉢の場合では、屋外で管理をしていても雨水が鉢の奥まで届いていない可能性がありますので、水やりも忘れずに行ってくださいね。