この日はヤマモミジ・ケヤキ・クロマツ・ウメの芽摘み作業を一気に行ないました。
今回はクロマツとウメの作業をレポートします。
クロマツ盆栽の芽摘み
前回は判断しづらく一旦保留にしておいた「新芽の芽摘み」またの名を「ミドリ摘み/ロウソク芽摘み」を行ないました。
っていうかロウソク芽摘みって、可愛い名前。
2022年5月19日 クロマツ盆栽
新芽が「ぐいーん」と伸びています。
たしかにロウソクっぽいかな。
余談ですが、この鉢に植え替えてからクロマツをとても気に入っています。
新芽。
これから、ミドリの部分を1段2段残して、指で摘み取ってゆきます。
この作業には強い芽と弱い芽の勢いを平均化させる効果があるのだそうです。
摘み取る。
この作業、周りの葉が手に突き刺さって、摘み取るたびに「イテテッ!」が止まりませんでした。
摘み取った芽。
ハリネズミみたい。
6〜7月になったら、再び新芽を元から全て切り取って、萌芽を促すのだそう。
摘み取った後。
こんな感じで短くなりました。
上の写真で見えるように、二番芽がすでに複数出ている箇所があったので、2芽残してかき取ることに。
ピンセットでは難しく、ハサミでかき取りました。
これで芽摘みが完了です。
ウメ盆栽の剪定
2022年5月19日 ウメ盆栽
4月30日に葉柄を残して切り取ったところから、新芽が出ていました。
SUCCESS!!
作業をすると、翌月になんらかの結果が出ていることが多く、植物ってかなりシステマチックだなあと驚いています。
当たり前っちゃ当たり前なんだけど、すごい。
なにも出てこなかった徒長枝は、剪定しました。
何箇所か剪定して、ウメ盆栽の作業は完了です。
ウメ盆栽 剪定後。
どの盆栽も年月が経つにつれて枝葉が段々と増え、作業も段々と大変になってきました。(特にヤマモミジとケヤキ。)
ある海外ドラマでアル中の登場人物が
「俺の人生の中で、今のところ植物だけはコントロールできてるんだ。枯らしてもいない。」
みたいなセリフを言っていたのですが、
自分がどんな状況であっても、お世話していれば生きてくれて、反応を返してくれる存在、人間には必要なのだろうと思います。