草もの盆栽とは樹木ではなく、山や野原に自生している山野草を盆栽として仕立てたものです。
例えば、スミレやタンポポ、ケイトウなどが使われます。
皆さんも一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか?
草もの盆栽は外国ではまだ広く普及しておりません。
しかし、手頃な値段で気軽にはじめられるため、今後外国でも人気が集まることでしょう。
今回はそんな草もの盆栽について深掘りしていきます。
おすすめの山野草もご紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。
草もの盆栽は初心者の方におすすめ
一般的に草もの盆栽は樹木を使った盆栽より育てやすく、手頃な値段で始められるため、盆栽初心者の方にもおすすめです。
加えて、手入れがしやすいというメリットもあります。
また、草もの盆栽は小さく仕立てられるため、盆栽を置くスペースが少なくて悩んでいる方でも安心して盆栽を楽しむことができます。
お部屋のインテリアとして楽しめる
草もの盆栽として使う山野草の中には、日陰に強い植物もあります。
通常、室内で盆栽を飾るには日当たりの良い場所が好ましいですが、日陰に強い山野草を選べば飾る場所を問いません。
あまりにも日が当たらない場所は植物にとっては良くない環境ですが、多少暗い場所でも可能なため、お部屋のインテリアとして気軽に楽しめます。
草もの盆栽に適した山野草
では次に草もの盆栽に適した山野草をご紹介します。
・シダ類
・コケ類
・ササ
・キキョウ
・コガネシダ
・ヒトツバ
・スミレ
・ユキノシタ
・イワヒバ
・タンポポ
・フクジュソウ
・イタドリ
・ススキ
・ヒメツルソバ
・ヒメトクサ
・リンドウ
・ベニチガヤ
選ぶときは、一種類だけではなく、何種類か選んで寄せ植えをしても楽しいですよ。
草もの盆栽を育てるときの注意点
草もの盆栽は通常植え替えを行いません。
それを踏まえて、最初に良い鉢を選ぶようにしてください。
また、冬の時期は寒さで陶器が割れないように注意しましょう。
まとめ
今回は草もの盆栽についてご紹介させていただきました。
草もの盆栽はお手入れも簡単で気軽に始めることができます。
小さくても十分に鑑賞を楽しめるため、置き場所が無くて困っている方にもおすすめです。
また、鉢のデザインや仕立て方によっては、和風だけではなく、洋風なインテリアにも合うでしょう。
自分なりの草もの盆栽に仕立て上げ、その植物から感じる風情や季節感を楽しんでみてはいかがでしょうか?