ヨーロッパの盆栽事情

盆栽は、日本の伝統的芸術品として国内だけではなく、世界各国で注目を浴びています。
海外市場で急成長を果たしてきた盆栽ですが、輸出国上位には、イタリア、オランダ、ドイツ、スペインなどヨーロッパ諸国が名を連ね、ヨーロッパの人達には、ここ10年で盆栽が広く受け入れられるようになりました。

 

ヨーロッパで盆栽が人気の理由

もともと、日本のカルチャーはヨーロッパの人々の心を掴み、人気を得てきました。
マンガやアニメ、日本食など、日本の文化を好意的に思っている人は多いようです。
盆栽もまた徐々にファンを増やしていっている日本文化の1つで、最近では日本から盆栽を輸入して、レストランやホテルに飾ったり、BONSAI屋として専門店ができるくらいに人気があります。

なぜ、盆栽が今ヨーロッパで人気があるのかというと、やはり日本カルチャーの1つとして盆栽は存在感があるからです。
海外の人達は、日本庭園のような海外にはない文化や日本特有の物静かな美しさなどに対して非常に好感を持っています。
独特の世界観に大きなアートを見ているような気分になって、魅了されるのです。
また、盆栽は見るだけではなく自分で作り上げて自己のセンスを表現できるというのも、ヨーロッパの人達が盆栽を好きな理由の1つだといえるでしょう。
ヨーロッパの人達が作る盆栽には、松や桜など日本の樹木以外にもオリーブなどの観葉植物が好まれたりします。

 

日本的考え方にも興味を持っている人が多い

盆栽好きなヨーロッパの人達は、単純に「盆栽が好き」というだけではなくて、盆栽を作っている時の日本人の考え方にまで、思いを巡らせている人もいます。
例えば盆栽を作る際、自己流や単純に見た目にインパクトを与えよう!という意識ではなく、きちんと日本の美に寄り添ったイメージをもって盆栽に向き合っていることが作品を見て伺えます。
ヨーロッパにも盆栽教室が多く存在しており、そこでは盆栽の考え方や手入れの仕方、樹木の特徴などを丁寧に教えているので、盆栽に向き合うための知識・技術を学ぶことができます。
剪定の仕方や盆栽を買う時の注意点など日本人の講師またはスタッフが教えてくれる教室も、もちろんあり盆栽を始めたいヨーロッパの人達は、こうしたワークショップに出向き、知識を深めているのです。

 

盆栽アーティストも誕生している

昨今ヨーロッパにも、盆栽アーティストは多く出てきました。
盆栽アーティストが行う剪定の実演などは、盆栽SHOWの1つのコーナーとして取り上げられるほど人気です。
海外アーティストと聞くと、どうしても奇抜な発想をしていると思いがちですが、彼らの作品はどれも繊細で、美しい自然を描いています。
また日本で盆栽は「ちょっと古い」「お年寄りのするもの」などと思われていることも多いですが、ヨーロッパでは若いクリエイターたちが盆栽に注目し、日々SNSで自身の作品を公開しています。

 

ヨーロッパの人々は盆栽をアートとして魅力に感じている

盆栽は、海外で広く人気のあるガーデニングよりも非常に狭い盆栽鉢の空間で芸術を作り上げていくわけですが、そういった盆栽が秘めているアート的要素におしゃれに敏感なヨーロッパの人達は魅了されているようです。
盆栽の「育てる楽しみ」「表現する喜び」に共感してくれる外国人が増えてSNS発信してくれることで、今後も盆栽の需要は続いていくことでしょう。

miku

ライター/丁寧な記事作成を意識しています。盆栽はまだまだ勉強中。皆さんと成長していきたいです。

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