学生の頃からお世話になっている方に、盆栽の絵本をプレゼントしていただきました。
とても素敵な絵本なので、紹介させてください。
盆栽えほん 作・大野八生(おおのやよい)
造園家の絵本作家さん
作者の大野八生さんはイラストレーター兼造園家としてご活躍されている方です。
この絵本のほかにも「にわのともだち」「じょうろさん」など素敵な本を出版されています。
園芸好きのおじいさまのもと、幼いころから植物に親しんできた大野さんのイラスト。
なんともほっこりする素敵な作品ですね。
ほっとするような、私の大好きな色合いです。
表紙の裏面。
この絵本、じつは本格派
この絵本、可愛い見た目に反して、かなりEducational(教育的)。
盆栽の辞書・図鑑と言っても過言ではないくらい、盆栽のイロハがギッシリ書かれています。
盆栽のことが詳しく説明されている。
絵本の中の見出しをピックアップすると・・
■盆栽の種類・樹形いろいろ
■道具と鉢はこんなものを使う
■土づくり・肥料づくり
■苗をえらぼう
■欅の盆栽をつくってみよう
■こぼれ種/ひとつの種から育てる盆栽
■苔の楽しみ方
■盆栽の日々の手入れ「春夏秋冬」
■盆栽の飾り方
■盆栽素材図鑑
■盆栽Q&A
この絵本をじっくり読んだら、確実にいままでより盆栽に詳しくなれそう。
盆栽初心者の私にぴったりです。
各トピックの間には、表紙のおじいさんと少女のストーリーも描かれています。
すべての漢字にルビが振ってあるので、お子さんも楽しめます。
イラストも説明も満載。
保育園時代、大好きだった「絵本の音」
絵本を手に取ると必ず思い出すのが、保育園で先生が読み聞かせをしてくれたことです。
印象に残っているのはお話ではなく「絵本の音」。
先生が絵本のページをめくる度に聴こえる「指と紙が擦れる音」が心地よく、内容よりもその音にばかり耳を済ませていた記憶があります。
最近ASMR動画が流行っていますが、小さい頃って「うっとりする音」に特に敏感ですよね。
先生が片手で絵本を見開いている仕草もなんだか上品で、うまく説明できない美しさがあり、幼いながらどうにも憧れていたなあ・・なんてことを思い出しました。