初心者にもオススメ、冬の花もの盆栽「白侘助」とは

盆栽は、四季折々の葉や花を楽しむことができる趣味のひとつです。
しかし、冬になると花もの盆栽が難しくなるのでは?と感じる方も少なくないでしょう。
こちらの記事では、初心者の方にもオススメできる冬にしか見られない椿「白侘助」の特徴や盆栽の注意点について紹介してゆきます。

 

白侘助の特徴

白侘助は椿に属する植物で、11月~3月には小さな白い花をつけます。
そして、その花弁は5弁の円形で、ひとつの花で4~5㎝程度と小さいという特徴があります。
つまり、限られたスペースで行う盆栽にはピッタリの種類だということですね。
また、花の中央部分にある花糸は4mm程度で、淡い黄色をしています。
白侘助の花は真っ白ですので、花弁と花糸の淡い黄色がとても美しく可憐なイメージです。
なお、椿には八重咲と一重咲があり、白侘助は一重咲に分類されています。

 

白侘助の盆栽方法と注意点をご紹介

それでは、白侘助の盆栽方法と注意点についてご紹介しましょう。

白侘助の盆栽方法

白侘助は、耐暑性、耐寒性ともに高い植物ですが、あまり日が当たらない場所で栽培すると発育が悪くなる可能性があるため、なるべく太陽光が届きやすい場所を選んで設置すると良いでしょう。
なお、ポットに入っている苗を盆栽用の鉢に移す際には、ポットの大きさよりも1号程度大きなサイズの鉢を選んでください。
ポットのままや大きすぎる鉢に植え付けをした場合では、発育が悪くなって翌年に花がつきにくくなったり、根が弱ったりする原因になることがあります。
土は有機質かつ弱酸性を好みますので、このような土を植え付け前に用意しておいてくださいね。

盆栽の注意点について

白侘助は適度な日光を好みますが、西日が強く当たると葉焼けや花焼けを起こす恐れがありますので、西日が直接照り付ける場所は避けるようにしましょう。
また、地植えの場合では特に水やりをする必要がありませんが、盆栽として栽培する場合では、土の表面が乾いたら水をたっぷりと与えましょう。
なお、肥料は花が終わった3~5月に1回、2月に1回を目安として与えると、毎年可愛らしい花を楽しむことができますよ。

 

今回は、椿に属する可憐な花、白侘助の盆栽方法や注意点についてご紹介してきました。
白侘助は比較的栽培が容易で、盆栽初心者でも栽培しやすいという特徴があります。
また、花の時期も長いため、冬の間中美しい花を楽しむこともできるのです。
これから盆栽を始める方は、まずは初心者でも取り掛かりやすい、白侘助の栽培から始めてみてはいかがでしょうか。

盆栽なび編集部

プレスリリースなどのニュース記事をピックアップしてお伝え致します。

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