盆栽鉢の種類とサイズについて

盆栽を趣味にしていると、木と盆栽鉢の相性が合っている気になる人も多いと思います。
盆栽鉢と木のバランスは、非常に映りに関わってくる部分です。
盆栽鉢にはいくつか種類があり、それぞれサイズも違うので盆栽作りと合わせて覚えておくようにしましょう。

 

盆栽鉢の種類

盆栽鉢は、大きく分けて3つに分けられます。
産地・焼き方・型であり、そこからさらに窯元・大きさ・素材によっても違いがあるのです。

産地は、中国製と日本製に分けられ、作られた時期によって呼び方は違いますが、比較的日本製の方が新しい時期に作られているとのこと。
焼き方は、泥ものと釉薬ものと分けられ、釉薬ものの方が色合いに幅があります。
泥ものは、言葉通り土味を生かしているので渋みのある色が多く、釉薬ものは、艶があり鮮やかな色が多い印象で、青みがかった色が多いです。
形はとても種類が多く、長方形や正方形、丸や楕円などのイメージしやすい形から、六角形や八角形、花形のようなちょっと変わった形まで様々。
また、盆栽鉢の銅の部分にも様々な模様があり、選ぶ際には木とのバランスを考える必要があるでしょう。

盆栽鉢の深さは、浅いものから中浅・中深・懸崖(けんがい)、ラン鉢とあります。
盆栽の保温性に関わってくるものなので、木とのバランスをこちらでも考えてみてください。
木によって深すぎる盆栽鉢を使用すると木の育成が悪くなったり、浅い方が根詰まりを起こして育成が悪くなるなど違いが出てくるので意識しておきましょう。

 

盆栽鉢のサイズ

盆栽鉢は、尺や寸といった昔の単位でサイズが決められており、1寸は3cm、1尺は30cmと覚えておくと良いです。
寸尺が基準ですが、呼び方は「◯号」が一般的で、一番長い辺の部分を寸で計算して号を出しています。
ついつい忘れてしまいがちですが、30cmで1尺でも1号とは呼びません。
あくまで、寸が基準になるので1尺の場合は10寸と考え、10号と呼ばれるのです。

では、木との相性を考えた時に盆栽鉢のサイズはどう検討すればいいのか。
盆栽は、樹高でグループ分けされていて、ミニ盆栽と呼ばれる樹高10cm未満のものから樹高40cm以上の物まで様々あります。
一般家庭で作る盆栽であれば、大きくても樹高30cmくらいのものを作る人が多いです。
樹高10cm未満であれば、だいたい2号サイズだとバランスよく収まりますし、手のひらサイズの20cm未満の盆栽はだいたい4号サイズが使いやすいでしょう。
10cm未満から20cm未満の盆栽の場合、盆栽鉢が小さいので土が乾きやすくなるので、水分を保てるような素材を選ぶとより扱いやすいといえます。
20cmから30xmくらいの盆栽の場合は、7号サイズ程度が使いやすいです。
木との雰囲気を考えることが最も大事なので、「もう少し小さい方がいいかな?」と思えば、5号サイズでも十分に見応えを出すことが可能なので、慎重に選んでください。

 

盆栽鉢の選び方

盆栽鉢は、非常に多くの種類があり、何をどう選んだらいいのかわからないと思うかもしれません。
木との相性、と言われてもなんともいえないと感じることも多いので、選び方のポイントを覚えておきましょう。

 

水はけの良さ

盆栽鉢を選ぶ際、つい見た目の良さや色の鮮やかさに目がいってしまいがちですが、大事なことは水はけです。
生きている木を扱っているので、水はけの良し悪しによっては木の育成に影響を及ぼします。
材質にもよりますが、最も扱いやすいのは素焼きの陶器だと考えられていて、逆にプラスチックや釉薬を使用した陶器は水を通さないので排水がきちんとされないと根腐れの原因になるので、水はけに関してはよく検討してください。

 

保温性

木を含めた植物には育成に適している温度、というものがあり、適していない温度で育成していくと育ちが悪かったり、すぐんにダメになってしまう可能性があります。
特に盆栽鉢は、土壌中の温度に直接影響するので、保温性が高いものを選ぶと育成しやすいといえるでしょう。
夏の場合は熱くなりすぎることもあるため、排水性の良さを重視してください。

 

木と見た目や大きさが合っているか

盆栽のメインは木だと考える人が多いですが、木を素敵に見せるも見せないも盆栽鉢の影響は大きいです。
どのように見た目と合っているのかを検討すればいいのか、というとその木がどの部分から見ると見映えがするのかを意識しましょう。
横から見ると良いのなら、楕円形や長方形の盆栽鉢を使った方が見映えが良いですし、上から見ると良いなら丸や正方形の方が見映えが良いと言えます。
大きさに関しては、木の大きさのわりに小さい盆栽鉢を使用すると根詰まりを起こす可能性がありますし、逆に大きすぎる盆栽鉢を使うと見映えが非常に悪いです。
樹高のサイズ感に合わせた盆栽鉢を使うことが、最も見映えがよくなるので意識しておきましょう。

 

盆栽鉢の種類やサイズによって仕上がりの印象や扱いやすさは変わる

盆栽鉢の種類やサイズについてご紹介しました。
植える木のサイズ感や形によっても、使う盆栽鉢の種類やサイズが違います。
全体的に木とのバランスや育成しやすさなどを考慮することによって、適した盆栽鉢を決めることが出来るので、慎重に選ぶようにしてください。

盆栽なび編集部

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